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オーライネット

更新日:2014年3月25日

平成24年度「元気な地域支援事業補助金」認定事業

パソコンを活用し楽しみを増やす手伝いがしたい

悩みが解決するまで対応

 図書館の一室で毎月第1・3・5土曜日に「パソコン何でも相談室」が無料で開かれている。主催しているのは、ITボランティアの会「オーライネット」。会員は、その名のとおり、“何でも”相談を受け付けているんですよ。オールマイティです」と話す。相談に訪れる人は40代から80代までと実に幅広い。相談内容は、パソコンの操作方法から、ときには修理まで多岐に渡る。会員の得意分野をいかし、相談時間は1人につき1時間以上にもなるそうで、会のモットー「悩みが解決するまで丁寧に根気よく応じる」というのにも納得だ。

「ここで聞けば安心」常連がいるほどの人気

ちょうど今から10年前、技術者として得た知識や経験をいかそうと、パソコン好きの有志が集まり発足した、ITボランティアの会「オーライネット」。平成14年4月には、第1回目の「パソコン何でも相談室」いずみの杜で開催した。以後、場所を図書館へと移し、活動を続けている。

10年が経った今では、「パソコンのことならここで聞けば安心」と口コミで評判になり、常連の相談者がいるほどの人気ぶり。毎回わいわいとにぎやかに相談を受け付けている。

満足して買える姿が大きな励み

活動の目的は、「住民の皆さんにパソコンを活用してもらいたい」ということ。相談室に来ると、「孫とメールしたい」「年賀状を作りたい」「写真を加工したい」といった“夢”がかなう。これをきっかけに、相談者の生活の幅が広がり、楽しみが増えるのだ。また、パソコン操作を習得することが、やがては仕事や他の活動への自信になり、相談室に来ることが、その人の生涯学習や生きがいにもつながっているのだという。

会員たちはさまざまな相談に対応するためにも、自主的に新たな知識を取り入れているそうだが、「相談を受ける側も毎回いろいろな発見があり、勉強になります」と話している。

会員に共通した思いは、「悩みが解決し、相談者が満足して帰る姿」が見たいというもの。相談者の満面の笑みを見ると「やってよかった」と強く感じるそうで、これが活動するうえで大きな励みとなっている。

環境・会員に恵まれただただ感謝

今年度、会では、町の「元気な地域支援事業補助券制度」を知り申請。相談室運営などの取り組み「ITの安全な活用および普及事業」が評価された結果、補助金を受け、相談体制を更に整える事ができた。会長の山下勝さんは、「場所を提供してくれている図書館などの環境にも、会員にも本当に恵まれ、感謝感謝の一言です」と話した。会は「どんなささいなことでも気軽に相談に来てほしい」と話し、感謝の思いを胸に、相談者の来場を図書館で待っている。