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花菖蒲まつり実行委員会

更新日:2013年9月25日

丹精込めて花菖蒲を育ててしょうぶ地域の絆を深める

分水堀緑道を彩る約5000株の花菖蒲

「お花がいっぱい!わ~、きれい!」

昨年の6月、分水堀緑道に来た幼稚園児たちが、辺り一面に咲き誇る花菖蒲を見て、大きな歓声を上げた。

花菖蒲を多くの人に楽しんでもらおうと開催されている花菖蒲まつり。毎年、初夏になると、約50種5000株の菖蒲の花が分水堀緑道の菖蒲園を埋め尽くし、訪れるたくさんの人の目を楽しませている。

このまつりを開催しているのが、花菖蒲まつり実行委員会だ。この会は、7区の地元の皆さんを中心に5~9区の有志、約15人で構成され、1年を通して水まき、肥料やりなどの花の手入れや各種団体との調整を行い、まつりを開催している。

菖蒲園の復活を目指して地域の皆さんが結束

きれいな花菖蒲に彩られる菖蒲園。分水堀緑道が整備された15年程前も花菖蒲は見ることができた。しかし、2、3年すると花は枯れ、分水堀緑道は人通りも少なく、寂しいものになってしまったという。

転機は7年程前。知人から菖蒲の株を譲り受けたことをきっかけに、美しい菖蒲園を取り戻そうと地元住民が結束。ひとり、またひとりと有志が集まり、最初は少人数で、みんなで力を合わせた。その努力が実り、花菖蒲が咲き誇る分水堀へと復活を遂げたのだ。

花菖蒲まつりを支えるたくさんの仲間

花菖蒲まつりの魅力は、無数に咲き誇る花菖蒲だが、もうひとつ忘れてはならないものがある。それは、菖蒲園で行われるさまざまなイベントだ。

民謡踊りやフラダンス、スイカ割りなど、内容は多岐にわたる。こうしたイベントは、会の皆さんが、まつりを少しでも盛り上げようと、何度も話し合いを重ねて決めている。そして、その想いを受けて、高齢者ふれあいセンター北小泉のサークルや子ども会育成会など、20人を超える地域の人がボランティアとして手助けする。「皆さん、積極的に協力してくれますよ」と実行委員長を務める小堀哲夫さんは話す。会の皆さんと、それを支える多くの仲間たちによって花菖蒲まつりは成り立っているのだ。

多くの人の目を楽しませ地域の絆を深める

今年で第6回を数える花菖蒲まつり。どうして継続できるのか尋ねると、小堀さんは、「花が好きなんです。それに、『今年もきれいな花が咲いたね』と言ってもらえると嬉しいんですよ」と笑顔を見せる。実行委員会を立ち上げた小野里充弘さんは次のように話す。「まつりに来てくれるたくさんの人。協力してくれるボランティアの皆さん。花菖蒲まつりを通して、地域の人同士のつながりができて、絆が深まっている気がします」。花菖蒲まつりは、多くの人の目を楽しませ、地域の絆を深めるという大きな役割を担っているのだ。

会の皆さんの想いが込もった花菖蒲まつり。ぜひ、ひとりでも多くの人に足を運んでほしい。

花菖蒲まつり

期間

6月16日(日)まで

場所

分水堀緑道内菖蒲園