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ミーティングポイントドゥプラス

更新日:2013年9月20日

平成25・26・27年度「元気な地域支援事業補助金」認定事業

文化の香り高いまちづくりへ

地域への感謝と恩返し

「今まで、培ってきた力を地域のために活かしたい」ミーティングポイントドゥプラス(meeting point doux+)はそのような想いから、結成された団体だ。 

現在の会員数は、18人。教師、ピアノ教師、声楽家、医師など、多様な職業の人材が集まる。
目的は、会員各々が持つ「力」を活かし、町民文化の振興に寄与すること。
地域への、感謝の気持ちを込めながら・・・。

平成13年の活動開始以降、「文化むら」主催の文化事業の協力活動や外国人学校との共生事業に携わるなど、多様な活動を行ってきた。

きっかけは・・・外国人と日本人の「絆と共生」から

平成27年12月末現在で、町内で生活する外国人は6,700人を超える。多くの外国人を有する大泉町。人口に占める外国人の比率は、市町村の中では全国一だ。

現在では、芸術・文化の振興が、活動の中心であるが、元々は、外国人と日本人の「絆と共生」をテーマにした事業への参加が会の結成のきっかけとなった。

平成15年、大泉町文化むらで、ヴァイオリニストの「五嶋みどり」さんを招いた『トータル・エクスペリエンス』というコンサート。

そのコンサートは、ただ、演奏を聴くだけの形では無く、演奏家と聴衆と制作者が1つのテーマを共有し、参加しながら創造体験していくもので、その時のテーマが「絆と共生」であった。

代表の長ヶ部さんによると、「多文化共生のまち・・・大泉町に相応しいテーマと言うことで、町内の有志を集め、ボランティア団体 ミーティングポイントドゥプラス(meeting point doux+)
を結成し、制作に参加しました。」とのこと。

「当時は、300人以上の住民の協力を得るとともに、外国人と日本人の子どもからなるキッズ・ミックス(Kids Mix)という合唱グループも結成するなど、創意工夫を凝らしながら、事業に参加しました。おかげさまで、大成功の内に事業も終了し、会の活動の大きな転機となりました。」とも語る。

「知」と「教養」が、身近に、気軽に届く環境へ

平成15年度のコンサートより、毎年、文化むら主催の文化事業に携わっている。
その他、日本人と外国人の交流を促進するために国の補助金を活用した「歌で日本語を覚えるCD」を発刊、日本大震災復興コンサートの開催と被災地への収益金の寄付など、様々な活動に取り組んできた。

平成25年度には、町の協働の補助金「元気な地域支援事業」を知り、住民誰もが、身近に、生け花、音楽、健康など、様々な「知」と「教養」に触れる機会を設けるというコンセプトのもと、町民大学事業を申請した。

平成25年度は、町内公共施設はもちろんのこと、民間施設などもキャンパスとして、20回を超える講座を開催。
700人を超える「学生」が「町民大学」で、様々な分野の講座で学習した。

地域の絆を結ぶ「まちづくり」へ

長ヶ部さんは、「町民大学事業は、いつでも身近に、気軽に学べる機会を提供することが目的の1つ・・・でも、それ以上に、学びの場を通して、参加者同士が交流を深めて欲しい。参加者の絆も、併せて結びつけることができたら・・・」と期待する。

核家族化が進み、無縁社会の一端が垣間見られる現在。人と人とのつながりを強める取り組み・・・それこそが、今後の「まちづくり」に求められているのではないだろうか。