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「ロコモティブシンドローム」について学ぶ講座を開催しました

更新日:2017年01月10日

 12月17日(土)午後1時30分から文化むらの展示ホール棟にて「健康学校」の第5講座が開催されました。第5講座は「ロコモティブシンドローム」について学ぶ講座で、大泉町の国保介護課と群馬中央医療生活協同組合大泉千代田支部で協働で取り組みました。

講師には聖マリアンナ医科大学名誉教授で公益財団法人日本股関節研究振興財団理事長も務める別府諸兄先生とメディカルフィットネス研究所代表で医学体操専任指導士としてご活躍中の太藻ゆみこ先生をお迎えしました。

ロコモティブシンドローム(通称 ロコモ)とは、骨や関節、筋肉などの運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態のことをいい、進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。

この度の講座では、広報やチラシなどをご覧になって、ロコモに関心を持たれた方が73名も参加してくれました。「膝が痛い!腰が痛い!」など現在運動器の悩みを抱えていらっしゃって少しでも症状を改善したい方や、「いつまでも自分の足で元気に歩きたい!」そのために心がけることを教えてもらいたい方など受講の目的は様々でしたが、みなさんが講師のお話に真剣に耳を傾けていました。

まずは、文化むらの研修室にて、別府先生がスライドで資料を示しながら、ロコモの概念や7つのロコチェック、ロコモ度テストなどについてお話しくださいました。超高齢化社会を目前にして、健康寿命延伸のためにも「ロコモについて正しく理解して、自分の運動器の状態をチェックして、自分に合った対策を早めに講じましょう!」とロコモ予防の秘訣です。後半は文化むらの展示ホールに移動して、太藻先生がロコモーショントレーニング(ロコトレ)を紹介してくれました。日本整形外科学会が推奨している①開眼片脚立ち②便座スクワット③ヒールレイズ④フロントランジの4つのロコトレについて効果や注意点などを解説しながらの実技指導でした。参加者は講師の動きを真似てからだを動かしていました。

最後の質疑応答の時間には、参加者から3つの質問が出されました。どれも質問した人にとっては切実な悩みです。別府先生は沢山の臨床例に基づいて丁寧に答えてくれました。太藻先生からは症状を改善するためのストレッチや筋トレを具体的に教えてもらいました。

質疑応答に対する講師の様子

質疑応答に対する講師の様子

講座の様子の写真

講座の様子の写真

第5講座での学びをさらに深めるために、「健康学校」の第6・7・8講座を引き続き開催します。

内容は、「自分に合ったからだづくりをしよう!」「フレイルについて」「群中ロコモ体操の体験教室」です。ぜひご参加ください。

詳細については、次の大泉町協働のまちづくり提案事業『「健康的な生活習慣の実践」のための健康学校』のチラシをご覧ください。

大泉町協働のまちづくり提案事業『「健康的な生活習慣の実践」のための健康学校』チラシ