更新日:2016年11月15日
平成28年10月29日(土)にNPO法人いちごと福祉課で、住民提案型協働のまちづくり事業「発達障害について考える講演会~発達障害者(児)と共に生きる 理解と対応・支援のあり方を学ぶ~」を開催しました。
町公民館南別館の研修会に130名近い参加者が集い、「自閉症などの発達障害」の関心の高さが伺えました。
講演会では、身体、知的、精神の3障害の全てにおいて障害者をサポートしているNPO法人コミュニティサポート研究所事務局長の齋藤明子氏と障害を持ちながらアメリカ留学を果たした太田航氏の両氏、それぞれの立場からお話を頂きました。
太田航氏からは、アメリカ留学を志したきっかけから努力の軌跡、アメリカ留学の実現と体験談、齋藤先生からは、NPO法人を立ち上げたきっかけから、支援活動をとおして、発達障害のある人に対してどのような支援が必要なのかということについて具体的なお話を頂きました。
両氏のお話をとおして「障害を持っていても夢はかなう」、「支援」・「助力」などは、支援するほうの一方的なものでなく、当事者の目線と合わせて行うことが大事なのではないかと感じたところです。
参加者からは、「太田先生のお話を聞き、希望が持てた」「発達障害などの障害は他人ごとではなく、身近にある問題」、「支援ではなく、障害を持っている人に対しての関わり方がわかった」などの声をいただき、参加者の多くの方が新たな気付きを得ることができた有意義なものでした。
身体でもなく心の障害でもない自閉症、アスペルガー症候群などの「発達障害」がクローズアップされている中、行政として対応すべき課題も増えているのが現状。
そのような課題が増え続けている中、「協働のまちづくり事業」を活用すれば、あらたな課題に対応する取組もスムースに進むのではないかと感じた一日でした。